グリーフケアスクールで伝えたいこと
哀しみという感情にどう向き合えばいいのか?
大切な人を失って苦しんでいる方にどう声をかければいいのか?
死別を体験されたご家族に、支援者として関わりは適切だったのだろうか?
そんなことに悩まれたことはないでしょうか。
グリーフを知ることが新しい人生の一歩になります。
死別をはじめとした喪失の悲嘆やそれに伴う反応を「グリーフ」と言います。
「誰にも打ち明けられなかった気持ちを初めて話せた」
「自分の気持ちを黙って聴いてもらえたことでもう少し生きてみようと思った」
という言葉をもらうこともあります。
ただ立ちすくんだこともあります。
悲嘆を抱えた方への本当に必要な関わりを一緒に考えていきます。
私たちグリーフ専門士・ペットロス専門士が目指すのは”専門家”ではなく”同行者”です。
私たちグリーフ専門士、ペットロス専門士が目指すのは、一人の人間として、そして、よき同行者として、「断絶感」を抱えている方が、「結合感」を抱けるようになる支援です。
日本人の年間死亡者数は、 2020年は138 万 4544 人(厚生労働省人口動態推計 2020)です。
これは1 日で約 3800 人近くの方が、日本のどこかでお亡くなりになったことを表しています。
もし、その方に、ご家族ご友人など、3人の近しい方がいらっしゃったとすると、
毎日 11,000 人以上の方が何らかの形で死別を経験されることになります。
年間で500万人以上の方が心の痛みを抱えている可能性があるのです。
また何らかの事情で、お子さんを授からなかった方や、
ご家族とのお別れの後、支えてくれたペットとの別れを哀しむ人たちを含めると
その数は1000万人をくだりません。
私たちがお伝えする概念の中に、喪失悲嘆の7つの局面(グリーフスパイラル)というものがあります。
目には見えにくい、心と体の状態を客観的に捉えることができる概念です。
多くの方がその概念に触れただけで、
「これまでの自分を認められるようになった」
「死別をした方の状態がより深く理解できた」
「これを知っていれば、子どもの死後、夫婦でこれほど分かり合えず苦しまなくてもよかったのに……」
高齢化が進んでいる現在、大切な人や存在との死別を支える
グリーフケア、ペットロスケアはますます重要となってきます。
地域連携、他職種連携はもちろん、他のグリーフケアの団体の皆さんとも協力をしながら、
総合的な支援体制を築き、必要な方に届けたいと思っています。
まずはグリーフという言葉の本当の意味、そしてその大きさや深さやに触れてみませんか。
一方で、グリーフという言葉はまだまだ知る人も少ないことも事実です。
日本グリーフ専門士協会では、無料で学べるオンラインのグリーフケア入門講座も開催しております。
公認心理師/一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 代表理事
グリーフケアスクール代表 井手 敏郎
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